薬剤師の転職のポイント
いまの職場を辞めて、別の場所で薬剤師としての仕事がしたいと思っている人もいることでしょう。
せっかく職場を移るのですから、よりよい人生になるようなところに転職したいとだれもが思うはずです。転職してよかったと思えるような職場を選ぶポイントを紹介しますので、参考にしてみてください。
待遇
現状の職場より好待遇の場所で勤務したいという人は、求人情報をチェックする際に給料や賞与、手当の項目を確認しましょう。
これらをトータルした結果、いまより条件がよくなる場合には、転職した際の満足につながりやすくなります。
とくに手当が充実している場合、基本給は安くても手当も入れると高給になることが少なくないため、見落とさないようにしたいところです。
勤務時間・残業・休日
好待遇であっても、勤務時間や残業時間が長かったり、休日が少ない可能性があります。
そのため、激務でも待遇がよければ問題なしと割り切れる人を除いて、無理のない勤務時間や残業時間であったり、プライベートを犠牲にしていると不満に感じない日数ぶん、休日が用意されているのか確認しましょう。
また、残業がある場合には残業代がしっかり支払われているところかどうかもチェックしたいところです。
教育・研修
転職をしたあとも薬剤師としてスキルアップしたい、キャリアアップしたいと考えている人は、職場での教育や研修に力を入れているところのほうがよいでしょう。
常に最新の知識や技術を身に付けておくことにより、薬剤師としての大きな成長につながります。
人間関係
人間関係が上手くいっていない職場では、仕事のモチベーションを保つことができません。そのため、見学や面接にいった際には、職場の雰囲気をチェックしましょう。
明るく活き活きと仕事をしているようであれば人間関係も良好であると予測することができますし、暗い表情で嫌々仕事をしているように見えれば、人間関係が悪いと考えることができます。
これから薬剤師を目指す!薬剤師になるには?
将来的に薬剤師になりたいと考えている人のなかには、そもそもどうすれば薬剤師になれるのか、疑問に感じている人もいるのではないでしょうか。
ここでは薬剤師になる方法を紹介しますので、疑問を解決したい人は一読してみてください。
大学に進学
薬剤師になるには、薬剤師国家試験に合格しなければいけません。
薬剤師養成課程のある6年制大学か、薬学課程のある4年制の大学に入学後、受験資格を取得できる大学院に2年間通い、さらに不足科目を履修したり、実務経験を1~2年積む形になります。
これらのいずれかの方法を選択し、卒業した場合に、薬剤師国家試験の受験資格を得ることができるのです。
薬剤師国家試験に合格
薬剤師国家試験の合格率はかなり高い数値となっていますが、これは決して試験の難易度が低いわけではありません。
6年以上の長期に渡り、苦労して知識や技能を習得した結果、多くの人が合格を勝ち取っているために出た高い合格率なのです。
実際には試験の難易度は非常に高いため、相当量の勉強をこなさなければいけません。なお、国家試験に合格したあとには、薬剤師免許の手続きをおこないます。
就職
薬剤師国家試験に合格、免許の手続きをおこなったとしても、薬剤師として仕事をするには、就職先を見つけなくてはいけません。
候補の就職先としては調剤薬局、ドラッグストアをはじめ、病院、製薬会社などを挙げることができます。
また、雇用形態も正社員、契約社員、派遣社員、パートタイマー、アルバイトとさまざまで、給料や勤務時間をはじめとする条件が異なりますので、自分の目指すところやライフスタイルに合った職場を選択することが大切です。
転職
一つの職場でずっと仕事を続けることだけが薬剤師としての道ではありません。
スキルアップやキャリアアップ、結婚や出産のため、職場や仕事のしかたを変えなければいけないこともあります。
独立
薬剤師の免許を活用して、薬局やドラッグストアなどを開設する選択肢もあります。